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検診で見つかった根の炎症。痛くないのでこのままで大丈夫か?

2018年08月01日

検診の際に見つかった根の先の炎症。痛みも違和感もありません。

さて、どのようにしたら良いでしょうか。

 

治療をしていくか?何もせず経過をみるか?

患歯は左下6、治療は10年以上前に行なっています。

不良な根管充填が認められます。

根管も狭窄しているので、敢えてこれを治療したいという歯科医師は少ないのではないでしょうか。

症状がない状態というのは、あくまでも体の免疫が頑張っているだけですから、健康な状態がいつまでも続くわけではありません。

レントゲンでの骨吸収は炎症が起こっていることを示しています。

 

将来的な治療の必要性を説明しましたが、患者さんはすぐには希望をされなかったため経過観察となりました。

そして1ヶ月後腫れてきたということで電話がありました。

レントゲンでは短期間で骨吸収が広がっていることが分かります。

歯肉も大きく腫れています。

歯周ポケットも10mm以上あり、根尖との交通が起こっていて状態は非常に悪いです。

 

ここまで腫れると流石に患者さんの方から治療を希望されました。

クラウンを外して治療をすることで歯肉の腫れは無事改善。

歯根破折も認められないため、エンド由来のエンドぺリオ病変ということになります。術前の歯周ポケットも改善しているので根管充填を行います。

歯肉の腫れが落ち着いたから治ったと言えるでしょうか?

今後3〜6ヶ月経過を見て、骨の再生を確認していく必要があります。

改善しない場合には外科で解決する必要が出てきます。

 

今回スムーズに治療に入れたことは不幸中の幸いでした。

骨の吸収を放置していくと、根管内の感染だけでなく歯周病の合併が起こり治療が非常に難しくなってきます。

最悪歯の保存が不可能となり抜歯となることも。

 

一番良いのは急性化してポケットの交通が出る前に根管治療をすることでした。

しかし、痛くもない歯を時間と費用をかけて治療したいという患者さんは少数派です。

 

歯科医師の側も根管治療は難しかったり面倒なので、普通は治療を積極的には勧めません。しかし放置することで予後不良となる場合も多々あります。

 

治療介入は慎重に、もし必要になったら最善の治療を。

いつも診療の中で心がけていることです。

安易な歯科治療が患者さんの歯をダメにしています。