今回の衛生士ブログは8020運動についてです。
8020運動は1989年より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している『80歳になっても20本以上の歯を保とう』の運動です。
私たちの歯は親知らずを除いて、永久歯では全部で28本の歯があります。
20本となると、8本も失っていることになりますので、少ないように感じますね。
ですが20本以上の歯があれば、食生活では最低限噛むことができるといわれています。
つい最近、『歯科疾患実態調査』と呼ばれる日本人の歯の状況を全国的に調べた調査の結果が発表されました。
この調査は厚生労働省が昭和32年より6年ごと実施していましたが、
平成28年の調査からは調査周期が5年に1度となっています。
直近では令和3年に実施される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により調査が中止となり、令和4年に実施されました。
近年では予防歯科が普及してきたり、自分の歯を保てている方が増えているように思います。
平成5年の結果と比べると、歯が残っている人の割合は上昇しています。
また、最近では100歳で28本を目指す、10028運動というものがあります。
これから虫歯や歯周病を予防していけば、一生自分の歯でおいしく噛めて、健康でいられることは夢ではありません。
そんな方々が増えていけるように私たちの医院でも予防歯科を患者さんに広めていきたいと思います!