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根管治療後の歯の変色とその対応に関して

当院は保存治療を主に行っており、精密根管治療を得意としております。

根管治療後は歯の保存の観点から歯をクラウンなどの大きな被せ物で保護していく事が推奨されます。しかしながら、ある程度歯が残っている場合にはプラスチックなど、小さな詰め物で治療を終えることがあります。その場合前歯等の目立つ部位では歯の変色が問題となることがあります。

根管治療を行った歯の変色に関しては、従来の方法としてはホワイトニング(歯の内部から行うインターナルブリーチと呼ばれる手法)或いは歯を削って被せる方法がありました。
インターナルブリーチは古くからある手法ですが、欠点としては薬剤の溶出や歯根吸収の問題等があげられています。通常インターナルブリーチは薬液を数日は歯の内部に留めておく必要性があり、どの程度色が白くなるのか等に不透明性がありました。

私自身もインターナルブリーチの不確実性や歯への影響などから、積極的に処置は行っておりませんでしたが、近年ではオフィスホワイトニングの薬液を使用する事で1時間程度で処置が済み、薬液を根管内部に数日間留める必要性もなくなったことから、オフィスホワイトニングによるインターナルブリーチを行うようになりました。

こちらの症例では左上の前歯のインターナルブリーチを行っております。

術前

術後

 

ラバーダムの使用など、やや煩雑な面はありますが、歯を削らずにすむという点から患者さんには非常に好評です。

歯の変色などでご心配でしたら、遠慮なくお問い合わせ下さい。

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