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電動歯ブラシについて

今回の衛生士ブログのテーマは電動歯ブラシです。
最近では電動歯ブラシを使用している方も増えていますね。
歯科医院ではその方に合わせた手用の歯ブラシをおすすめしますが、人によっては電動歯ブラシをおすすめすることもあります。
現在の電動歯ブラシは10~20年前と比べてかなり性能が良くなり、種類が豊富で家電量販店やインターネットで手軽に買えるようになりました。
しかし、使い方がわからなかったり、なにを選べばいいのかわからないという声をよく聞きます。
どのような種類の電動歯ブラシがあるのか

電動歯ブラシには大きく分けて、4種類あります。

・従来型電動歯ブラシ
・反復回転式電動ブラシ
・音波式電動歯ブラシ
・超音波式電動歯ブラシ

・従来式電動歯ブラシはモーターの回転によって、縦横に大きく往復振動します。

・反復回転式電動歯ブラシはブラシが高速で回転運動する丸型の形の電動歯ブラシです。
モーターの回転によって毎分2800回振動、回転します。
自分の手で動かさずとも、歯並びの悪いところや矯正中のら器具が入っている方でも磨くことが可能です。

・音波式電動歯ブラシは音波を発生させるので、お口の中に音波水流を発生させて汚れを除去します。
毎分2〜4万回振動し歯の細部まで落とすことが可能です。
こちらも歯ブラシを適切に当てるだけで高い除去効果があり、あまり手を動かす必要はありません。

・超音波式電動ブラシは
超音波によって、歯と細菌のつながりを弱め、不溶性グルカン(バイオフィルム)を破壊します。
毎分100万回以上振動します。
超音波の大変細かい振動で動くため、こちらは手でブラシを動かす必要があります。

現在では反復回転式と音波ブラシがもっともシェアが高く、歯科医院でおすすめしています。

代表的な商品の例

反復回転式電動ブラシ
ブラウン社製Oral-B

音波式電動ブラシ
PHILLIPS社 ソニッケアー
クラデンジャパン社 クラップロックス
パナソニック社 プリニア ドルツ

使用に向いていない例

電動歯ブラシは手用の歯ブラシでうまくできない方や普段以上の清掃効果を求める場合に非常に効果的ですが、
ペースメーカーを使用している方は誤作動防止の点から電動歯ブラシを使用しない方がよいです。
また、研磨力の高い歯磨き粉で長時間使用すると歯が摩耗して削れてしまうことがあります。
近年では過度なブラシ圧防止の電動歯ブラシもありますが、適切な使い方や当て方は歯科衛生士に相談していただくとよいでしょう。

電動歯ブラシを使用している方のよくあるお悩み

・ツルツルした感じがしない。
・歯ぐきに傷がついたり、痛みがでたことがある
・奥歯が磨きにくい
・細かいところまで磨けない
電動歯ブラシはとても性能がよく効率的ですが、正しい使用法でないと、逆に歯ぐきを傷つけてしまったり、当て方が上手くいかないとせっかく電動歯ブラシを使用していても磨き残してしまいます。
このような方は電動歯ブラシの使用方法を歯科衛生士にお気軽にご相談ください。

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