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メインテナンスって必要なの?

今回の衛生士ブログは歯のメインテナンスについてです。

皆さんは歯のメインテナンス(定期検診)されていますか。
歯科医院には痛くなってから行くという方も多いと思いますが、
痛くなってからでは残念ながら病状が進行してしまっていることがほとんどです。

わかっているけど歯の治療は怖いし、痛いことはしたくないですよね。

実は歯を失う原因である虫歯と歯周病はほとんどが痛くなる前に予防することができる病気なのです。

LION社の意識調査では日本人の『1年に1回以上定期的に歯科検診を受けている人』の割合は44%となり約半数以下の人しか定期検診を受けていないそうです。
日本人は先進国の中でも歯科検診の受診率が低いことが世界では知られています。

例えばアメリカでは歯科検診の受診率はおよそ70%の人が受診していると言われており、口腔内への意識がとても高く、就職に影響するほどです。
健康保険は個人で加入し、歯科の治療費は保険がないととても高額になります。
なのでアメリカでは、虫歯にならないためにフロスを幼い頃から習慣にし、メインテナンスに定期的通うことが当たり前になっています。

他にも歯科先進国で有名なスウェーデンでは、歯科検診受診率が大人で8~90%と言われており、18歳までは無償で公費によってメインテナンスを受けることができます。

国によって様々な制度があり、環境や文化は違いますが、日本でも2025年を目標に国民皆歯科健診制度の導入が検討されています。
国民皆歯科健診制度とは歯科健診を義務化していく制度のことです。
日本政府が、歯の健康がさまざまな全身の病気につながり、歯の残っている本数で認知症になるリスクが変わったりと、健康寿命に大きく関係していることからも、歯の検診をするべきではないかということで、現在でも制度の取り決めが行われているところです。

香川県の歯科医師会の調査では40歳以上を対象にお口の健康と医療費に関する調査が行なわれました。
そこでは歯の本数が20本以上あった人に比べて、0〜4本の人の年間医療費は約19万円高かったそうです。

そして歯科健診を受けていない人と年に3回以上受けている人の間では年間の医療費が約9万円も違う事が分ったそうです。

この調査からもわかるように、年に1回でも歯科健診を受けていれば、全身の健康に大きく差がでます。
歯科医院で定期検診を受けてお口の中を健康にすると言う事は、全身の健康へつながるのです。

冒頭で挙げたように歯の治療は怖くて痛い事はしたくないと誰もが思うと思います。
もし万が一痛くなってしまった場合は、できるだけ早めに歯科医院を受診し、
そうならないためにも、定期的に歯のメインテナンス(定期検診)に通いましょう。

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