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口呼吸について

暖かい日が増えてきて、花粉が出始める季節となりましたね。
皆さんは花粉症は大丈夫でしょうか。
鼻がつまると、息苦しくなりどうしても口呼吸になりがちです。
マスク生活もまだまだ続いているので、昨今では更に口呼吸になってしまう人が増えているそうです。

私たちが呼吸をする際、鼻で呼吸をするのが一般的ですが、
普段から口で呼吸をするという方はいらっしゃいますか。
実は口呼吸は、身体に様々な問題を引き起こします。

鼻詰まりが与える全身への影響

花粉症や鼻炎などが原因として口呼吸になっている場合、
鼻がつまるとにおいがわからなくなるだけでなく、
・仕事、学業に集中できない
・イライラする
・疲れが取れない
・気分が晴れない
・寝たのに疲れがとれない
などの全身的な症状が出てきます。

鼻にはにおいを察知するだけでなく、空気を取り込む際にエアコンのような役割があり、鼻毛によって細菌が直に粘膜に入らないようにしたり、保湿できるようになっています。
そのため、鼻で呼吸をすると口の乾燥を防ぐことができます。
しかし鼻がつまり口でしか呼吸ができなくなると、
お口の中にも問題が起こってきます。

口呼吸による影響

・お口の中が乾燥して細菌が増える為、虫歯と歯周病のリスクが上がります
・同様にお口の中が乾燥すると免疫が低下し、風邪など引きやすくなります
・歯並びや顎の成長に影響します
・姿勢が悪くなります
などがあります。
特に小さいお子さん(幼児)の場合、鼻がつまり小児睡眠時無呼吸症候群の引き金になることがあります。
歯並びや顎の成長に影響があることはあまり聞くことが少ないと思いますが、
近年ではこのようなお子さんは増加傾向にあります。
上顎の成長は10歳で止まると言われています。
その為、早く気付いてあげる事が必要です。
まだ成長過程であれば、今から防ぐことができるかもしれません。

花粉症や慢性鼻炎など、鼻や咽頭に症状がある方は、口呼吸を防ぐ為に早めに耳鼻咽喉科での治療を受けていただくことをお勧めします。

鼻でも呼吸ができるが、昔から口呼吸が癖になっているという方は、
歯科医院でこの癖を直すことができるかもしれません。
特に無意識に口がポカンと開いている方や異常に唇が乾く方、お子さんは要注意です。
ぜひお気軽にご相談くださいね。

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